アイテム詳細
朝日出版社
グループ:Book
ランキング:2040
価格:¥ 1,890
ポイント:18 pt
発売日:2007-07-18
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作者の意図を完全に裏切った出版社
(2008-12-30)
1枚の絵画に漂っている空気や、構図、人物配置、小道具、視線や手足のさりげない動きなどから、秘められた情念や怨念、画家の感情を探っていこうとするユニークな著作であり、読者を誘う作者の筆力には唸らされるが、さて、その出発点である絵画の印刷たるや、仕上がりもレイアウトも劣悪の極みである。これでは作者が注意を促した箇所を確認することは先ず不可能だ。価格設定上、全頁アート紙使用が無理だとすれば、対象となっている絵画だけは前扉に纏める形式を採ってでもアート紙で鮮明に提示すべきである。この書の用紙は4色カラー印刷には全く適していない。現在の版式では作者の意図と読者の期待とを共に完全に裏切っており、この点を反省して改版されない限り、失望に金銭を投じるようなものだ。
せっかくの興味深い話が・・・
(2008-12-10)
私が気になった点をいくつか。
・肝心な絵が本の綴じ込み部分と重なっていてよく見えない。
・文章があまりうまくない。感嘆文が多用されていたり、括弧()を使って著者の気持ちが書かれていたりするのだが、それがものすごく邪魔に感じる。
絵画からいろんな背景を読み取っていくというテーマは、とても良いのにこの文章はあまりにお粗末。
本当に惜しい本です。なので、私は星3つです。
ゾっとする、怖い絵と歴史のウラ、人間の暗部
(2008-11-19)
これは「怖い」。
世界史の中の“名画”といわれる
作品がひそませる、あっと驚くエピソードの数々。
絵の時代背景によって暴かれる、同時代の悪しき実態。
流麗ながらも、切れ味鋭い劔のような文体によって、
絵と画家と同時代の闇と光と、人間のえぐい姿が浮かび上がる。
何もすぷらったな絵がでてくるわけでもなく
(時折ちょっとだけでてきますが)、
『13日の金曜日』のジェイソンや『エルム街の悪夢』のフレディ
もご登場しないのに、心底、確かに“コワ〜い”。
個人的に印象的なのが、カバーを飾っている絵『いかさま師』。
この女性の目つきもこわいけど、彼女の左となりに座っている
“詐欺師な男性”がすごく怖いです。
なぜかというと、500年前の人間とは思えないくらいにリアルなので。
今の世にも、あんな表情した、男、確実にいますよ。。
上品な一冊
(2008-10-06)
どうしても堅苦しく小難しいと感じてしまう西洋美術を
簡潔に、的確に説明してもらえるだけでも有難いが
「恐怖」を切り口とした採り上げ方もまた秀逸。
一歩間違うとナンデモ本になってしまうところ、
インテリジェンス溢れる語り口で
上品な一冊に仕上がっている。
著者ならではの絵画ガイド
(2008-09-05)
表紙の絵画とタイトルで、早くから気になっていました。図書館に入ったということで、まずは借りて読みました。
絵画を20も取り上げており、その点は満足。絵画部分はカラーになっており堪能できます。
文章はどの章でも大体、絵画の制作者の生い立ちや性格、描かれた時代の政治的・習慣的背景、著者のその絵画についての説明、となっています。
美術館でガイドさんと一緒に観賞している感じで、わかりやすくなっています。
ただ欲を言えば、絵画好き・歴史好きな人・ただグロテスクさを求める人にとっては物足りないかもしれません。
「ヘンリー八世」の肖像画など、当時の歴史をすでに詳しく調べていたので、改めて説明をされるまでもないと感じました。著者独自の視点から説明されるのは参考になりましたが。「踊り子」や「アントワネット」、「インノケンティウス十世像」もそうでした。
タイトルに「怖い」と付きますが、「これを描かれた当時はこんな風習で、ここには描き手のこんなこだわりがあり、それを思うと・・・ね?怖くなるでしょ?」という流れで進められている感を受けました。もっと期待してしまっていたので☆3つにしました。
わかりやすさの部分では評価できるので、2巻も読むつもりです。
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