アイテム詳細
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
グループ:DVD
ランキング:88403
価格:¥ 1,481
発売日:2006-02-01
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カスタマーレビュー ![]()
男は人生の傍観者から演技者へと、女性は虚飾で取り繕われた存在から自分に素直な女性へと
(2006-02-26)
この作品には、4人の登場人物が殆どの役割を演じている。
セックスを特別視しない姉妹、姉アンは価値を見いださず、妹シンシアは人生を楽しく過ごす道具と思い、対照的な二人の価値観は他の面でもかち合わない。
いろいろな女性とセックスを楽しむアンの夫ジョンと、その友人で不能のグレアム。
グレアムはなぜ不能になったのか、なぜ嘘つきでなくなったのか、作品中に明確には語られていない。
ただ、きっかけは9年前学生時代のエリザベスとの別れがきっかけになっているようには感じる。
全ては4人の登場人物に集約されてくるので、エリザベスとの別れもジョンがきっかけであると言う点が如何にもというストーリーだ。
グレアムは女性の性について語るビデオテープでしか、女性との関わりを持てなくなっている。
アンの性に対する冷めた見解は、虚飾でいろどられた未熟な女性そのものを象徴している。
そんなアンが震えながらグレアムに自ら心を開き、受動的な立場から自発的な立場へと自分を転換させることで、アンは虚飾の下に隠されている、ありのままの感情を見つけ出し、大人の女性へと変化している。これは男性的な視点であるとも感じるが、多くの作品で描かれる女性の脱皮シーンだ。
そしてグレアムも、ビデオテープを撮る側から撮られる側へと最後変わることによって、人生の傍観者から演技者へと変わっていく。
アンの子供がいない雰囲気の女性も(老け顔のアングロサクソンの女性として)よく出ていた。子供が居ない事情もあるが、簡単に離婚できる展開には、同じ悩みを持つ多くの女性にとって、行動力や立場への憧れと共に、簡素化し観客にわかりやすくしようとする意図的なものも色濃く作中に立ち込めている。劇中殆ど音楽も流れず、それでいて退屈せずに見終えることの作品ではあるが、ノンフィクションのような作りで、実は対照的で象徴的な人間像とその変化を象徴的に描こうとするフィクションの象徴的映画でもあると感じる。
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