ジェームズ・スペイダー(James Spader)関連グッズ特集【ClubJ.S】

アイテム詳細

クリント・イーストウッド
スティーブン・スピルバーグ
アイリス・ヤマシタ

ワーナー・ホーム・ビデオ

グループ:DVD

ランキング:20413

価格:¥ 1,500

発売日:2007-12-07

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カスタマーレビュー

リメンバー・イオウジマ  (2008-12-13)
 いちアメリカ兵が政府の策謀によって英雄に仕立て上げられてゆく悲劇を描いた『父親たちの星条旗』。一方日本側から描いた本作は、家族や国土を1日でも長く守るため、5日で終わると言われた戦いを36日間守り抜いた男たちの生き様によりスポットを当てた作品に仕上がっています。

 KEN WATANABEが演じた栗林中将や、伊原剛志扮するバロン西はアメリカを知り、知ろうとする国際人でした。よって彼らは非合理的な戦法や、日本軍特有の死の美学を否定し、生き抜いて徹底抗戦する大切さを訴えます。一方二宮和也や加瀬亮が演じた兵士も、憲兵によって職を奪われたパン屋だったり、情を残した故に憲兵をクビになってたりと、どこか「個」立した存在と言えます。
 ですから登場人物が強引に「集団」から切り離され、絶対的「個」にさせられてしまった『父親たちの星条旗』とは対照的に、『硫黄島からの手紙』はむしろ「集団」から切り離された「個」を拾い上げた作品と言えると思います。そんな「個」と「個」が「国」のために殺しあわねばならない。この二部作にはそんな通底するテーマが設定されていると思う。

アメリカ人が作ったとは到底信じられない出来  (2008-11-27)
Your conviction ? Or your country's conviction ?

信念に基づいて決断するさ、との発言に対し、
「お前自身の信念か?それとも国家の信念か?」という問いかけを返されること自体が私の経験にはないし、
これからもきっとないだろう。たとえ問われたところで、答えに迷うこともあり得ない。

たかだか60年前に、そんな理不尽な疑問が存在したこと。
今でも同じ問いに直面している人がいるであろうこの世界。
そして、ためらいも見せず軍人としての自らの答えを示した、栗林という男。

これまで私は、日本は「敵国」のことを知らないから、己の無力もわかっていないから、
抗おうとしたのだと思っていた。
しかし実際には、栗林中将のようにアメリカに渡り、
アメリカ人もまた一人一人、人間であることを知る人物が当時の日本にもいたのだ。
間もなく上陸する米国と、迎え撃つ日本との歴然たる力の差を感じながら兵を率いる栗林。
その心境はとても想像がつかない。
が、想像がつかないほどの壮絶な想いがあったであろうことをこの映画は教えてくれた。

馬術に長けている西という人物もまた、当時の日本を考えれば信じられないぐらい
視野が開け、懐の広い人間であったようだ。
海外との間を自由に行き来する今の日本で一体誰が、
戦場で敵として出会う見知らぬ外国人を許し、手当てを施すことなどできるだろうか。

あらゆる感覚が麻痺すると言われる極限状態の中で尚、生きたい、生きてほしいという
人間としての意志を失わなかった兵士たち。
そして一方では、意志の許されぬ自決を遂げた者もいる。
そんな姿を見ていると、ノンフィクション作家梯氏の言う通り
2万人以上もが死んだ島、ではなく、彼らが生きた島、としての硫黄島を重く受け止めることができるように思う。

歴史的な意味合いや、終結間際の大戦におけるこの戦いの位置付け、といった点については
知識不足ゆえ踏み込むことができない。
しかし時代を超越して届いたこの手紙には、21世紀の世を平和に生きる私への指針も
ずっしりと詰まっていた。
自分自身の身に起きる悲しいこと以外でこんなに涙が出るものだとは初めて知った。

栗林中将を演じた渡辺謙はこう言っている。
「戦争がよくないということは、誰もがみな、頭ではわかっています。でも、日々を生きる中で
 戦争を心の底から憎む気持ちを持つことはなかなかありません。」

日本を、日本人を描いたアメリカ映画。
だがエンドロールを見るまで、アメリカ人が作ったとは到底信じられない出来。

全ての日本人に、
全ての今死にたいと思っている人に、
見せて回りたい最高傑作。

遅ればせながら観ました・・・  (2008-09-22)
まずは日本側の視点から描いたイーストウッド監督を評価したい。
しかし内容的は、リアルな硫黄島の戦いと、人間・栗林中将が描ききれていなく、
美化され表面的であったことが残念でした。

水が出ない不毛の島での篭城的な戦闘は、圧倒的な物量を誇る米国軍を前にしては
絶望的であり、灼熱地獄と硫黄ガスなかでの地下壕づくりとゲリラ戦はまさに地獄であった。
だが本作では、そこはサラリと流していたので、普通の戦闘のように見えてしまう。

あと個人的は、もう少し栗林中将を深く描いて欲しかった。
渡辺謙はハリウッド演技、二宮君はまずまずだったように思う。
概して、何か釈然としないもの足りなさが残った作品であった。

戦争の愚かさ  (2008-09-16)
衝撃的な映像の連続でした。ラストで、本土の家族の元には届かなかった硫黄島の
兵士たちの手紙の束が現代の調査であらわれた時には、思わず涙がこぼれました。
戦争の愚かさというか悲惨さを改めて実感し、胸に応えました。

歴史の上に現代がある。  (2008-09-03)
「硫黄島からの手紙」を観て、壮絶な戦いがあった歴史から目を背けることなく、事実として、我々に問い掛けている映画だ。

栗林忠道(渡辺謙)の「我々の子どもらが、日本で一日でも長く、安泰に暮らせるなら、我々が、この島を守る一日には意味があるのです」という言葉が、脳裏に焼き付いている。

梯久美子(かけはしくみこ)著『散るぞ悲しき 硫黄島総指揮官・栗林忠道』(新潮社2005年)を読んでから、映画を見ました。

歴史の重さを感じる圧巻である。

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